- 2026-4-17
- 石油危機・イラン戦争
こんにちは、中西です。
イランのアラグチ外相が、停戦までホルムズ海峡を開放すると発表しました。
22日までのようですので、5日間ぐらいの開放になります。
その発表を受けて、原油価格も一時とんでもない急転直下の急落。
ただ、イスラエル軍は南部レバノンから撤退しないと明言していますし、実際に停戦後も砲撃を続けているようです。
さらに、トランプ大統領による逆封鎖も続いていますし、IRGC(イスラム革命防衛隊)も封鎖しているので、完全開放からはほど遠い状況だと思います。
同時に、このまますぐホルムズ海峡が開放されたとしても、日本に到着するまでのタイムラグと、特にナフサ不足の深刻さはほとんど変わりません。
5日間しかないので湾内の船舶が脱出して終わるだけで、原油の流通・輸入再開からはほど遠い可能性が高いです。
そのため、日本経済が戦後最大の危機に陥っている状況は、この5日間の開放中も全く変わらないと言えます。
以下の記事を見ても、まるで安心できない状況が伝わってきます。
▼ホルムズ海峡「完全開放」も不透明感、船主・トレーダーは慎重姿勢 – Bloomberg
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-04-17/TDNE7KT96OSH00#gsc.tab=0
こういう一見安心材料っぽいものをすぐ信じてしまう人がたくさんいて、驚いております。
昨日も「TOTOが供給を再開した」というニュースが拡散され、
「やっぱりナフサ不足は問題なかったんだ!デマだった!」
みたいな風潮がありました。なぜすぐ信じるのかなと。原油の輸入が根本から絶たれているので、私は全く信用できませんでした。
後でわかりましたが、実はその再開の発表は、TOTOが政府から要求されて、そういう発表をせざるを得なかったということが、内部の人のリークで明らかになりました。
この状況の深刻さをできるだけ小さく、何事もないように思わせたい政府としては、TOTOのような有名企業が供給停止を発表している状況は都合が悪いからです。
どういうやり方か知りませんが、圧力をかけて供給が再開されるかのような発表をさせたということです。
そもそも記事の内容も明らかにおかしな発表でしたし、全く供給が再開されるような安心できる内容にはなっていませんでした。それは確か前回お伝えしたかと思います。
とにかく、こういう危機的状況のときには朗報に安心感を求めて、それを信じ込みやすくなる心理が働くわけですが、
朗報に見えるときほど、注意深くそれが本当かどうかを分析する必要があります。
今回の5日間限定のホルムズ開放も含めて、今のところ安心できる要素はほとんどなく、国内は高市大恐慌まっしぐらの状況は変わりません。
引き続き備蓄を油断せずに進めていくことを強くお勧めします。


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