- 2026-4-23
- 石油危機・イラン戦争
こんにちは、中西です。
アメリカの国防総省が、
「ホルムズ海峡が開放されるまでに6カ月以上かかる」
ということを、アメリカの議員に伝えたと報じられました。
これを報じたのはCNNですが、YouTubeを見たら日テレもニュースとして報道していましたので、おそらく他のテレビ局各局もこの件は取り上げていると思われます。
▼米国防総省、ホルムズ海峡の閉鎖は「6カ月」に及ぶ可能性 議員らに説明 – CNN.co.jp
https://www.cnn.co.jp/usa/35246788.html#
▼日テレも、アメリカの国防総省が機雷の除去に6カ月かかる旨を報じました(以下はYouTube)。
なぜホルムズ開放に6カ月かかるのかというと、機雷を除去するのにそれぐらいの時間がかかるということ。
機雷というのは、名前が似ている「地雷」と似たようなもので、地雷は地面の下に埋めて、それを踏んだら爆発するという仕組みですが、
機雷は海の底の方に沈めて、GPSや電波を利用して、機雷の上を通った船に攻撃をするというもののようです。
それを3月の中旬頃にイランがホルムズ海峡にばらまきました。
そこから1カ月ぐらいかけてばらまいていたようなのですが、それを取り除くのが非常に大変だということです。
また、機雷が海底にあるということは危険なので、タンカーが安全にホルムズ海峡を渡ることができなくなっています。
それが何を意味するかというと、タンカーが保険に入れなくなるということです。
タンカーは、銀行のローンを受けながら運ばれるらしいのですが、その銀行のローンの条件が、保険に入っていることのようです。
日本のタンカーは、日本の保険会社に入っているのですが、タンカーにもしも事故があったら、大変な保険金を払う必要があるので、
日本の保険会社だけでなく、ロンドンの保険会社にも入っているのです。
そのロンドンの保険会社は、嫌がられているホルムズ海峡をタンカーが渡るのはリスクになりますので、保険を外してしまうか、保険料がとんでもなく高い値段に設定されるか、いずれかになります。
つまり機雷がばらまかれていることで、単に危険で渡れないだけでなく、保険に入れないため、銀行のローンの条件も満たすことができず、タンカーがホルムズ海峡を渡れないということです。
(あと、私の記憶では、たしか法的にも保険をかけておく義務があるような話もありました。)
したがって、単に戦争が終わればホルムズ海峡が開放されるというわけではなく、
戦争が終わった上で、かつ機雷もしっかり取り除かれない限り、タンカーはホルムズ海峡を通れないままなのです。
そしてその機雷を取り除くのに6カ月以上かかる見込みになっているということが、今回スクープされたわけです。
これは日本にとってはとんでもなくやばいことを意味しております。
わかった方も多いと思いますが、今から10月末ぐらいまで、ホルムズ海峡が封鎖されたままですと、
それはつまり、石油の備蓄が枯渇し、ナフサも枯渇することになるので、ざっくり平たく言うと、
日本の文明が崩壊するレベルの未曾有の危機的事態になる
ということです。
透析患者34万人の命が奪われるリスクが極限まで高まりますし(控えめに言っています)、
さらに、物流が完全に機能しなくなりますので、これまで言ってきたとおり、スーパーやコンビニやドラッグストアや小売店などのお店にものが入らなくなります。
当たり前のように、スーパーで買ってる食べ物がほとんど手に入らなくなります。
工場も動かなくなりますので、物自体も作れなくなります。
リアルのありとあらゆる業界がストップしてしまって、倒産・廃業・失業だらけで、餓死者も最大の予測で数千万人になると予測している人が複数いました。
全く普通にあり得ると、私自身は考えています。昨日も書きましたがIMF(国際通貨基金)も「世界で食糧危機が起こる」という強い警鐘を鳴らす声明を出しました。
世の中に1億3000万人分の食料が存在していても、それを届ける手段もなければ、入れ物に入れることもできなくなり、
何とか届いたものですら、これまでの10倍20倍以上の金額になり(実際終戦後そうなった)、奪い合いになるので、それで手に入れられなかった人は誰かに助けてもらうか、自給自足をするか、配給を期待するかしかありません。
リアルに考えれば、どれも難しくなる可能性が高いと思います。
そして原油のアメリカ産やアラスカ産や、パナマ運河経由といった代替ルートは、全く無意味ということは数字で完全に立証できています。
つまり現時点で、とてつもなく高い確率で、日本がかつて経験したことがないレベルの大変な惨事に見舞われるということです。
重油を使って焼却しているゴミの回収もできませんし、ガソリンを使わせないために間もなくコロナの時のような自粛要請にもなりますし、節電要請にもなりますし、
下水の処理に重油が使われているため、下水すらできなくなるか、もしそのまま下水をしたら、日本中の川などが汚物であふれ返ることになります。
それはコレラなどの疫病が入るリスクが一気に高まるということです。
北斗の拳の世界になると言いますか、下手したら北斗の拳の世界の方がマシに思えるほどひどい状況になるリスクが、とてつもなく高まっているということです。
可能な限りの備蓄をする以外に、生き残る確率を高める方法は、なかなか無いと思います。
ゴールデンウィークは、自民党の議員が外遊してますので、まだ様々な要請や発表は出ていませんが、ゴールデンウィーク明けから、一気に政府も自粛要請などに入っていく可能性があります。
実際、そういう自粛要請をゴールデンウィーク明けにするという話は以前から出ておりましたので。
とにかくどんどん、非常事態まで時間が減っていますので、この件に関しては後回しせずに、特に備蓄は早め早めに動いておいてください。


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