- 2013-4-20
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 現代文の勉強法, 英語の勉強法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
私はこれまで、世間平均よりはそこそこ多くの読書をしてきまして、大学卒業の時点でも、ふつうの人が一生かけて読むぐらいの本を読んでいたと思いますが、
社会人になっても当然ですが読書は続けていて、人生トータルしますと、かなりの量を読んでいると思います。
ときどきふと思うのですが、自分がこれまで読んで目で追った「文章」ってかなりの長さになりますが、
その文章を全部縦一列にならべたら、どれくらいの距離になるんだろうと。たぶん月まで行ってしまうはずです。・・・ええ、今、まったく適当に答えましたm(_ _)m
アームストロング船長なみに月まで到達した(?)私ほどでなくても、受験生のあなたも日々、たくさんの長文問題と格闘されているはずです。
このブログは、主に大学受験生と資格試験受験生にお読みいただいておりますが、
大学受験生なら、長文の典型は英語でしょう。英語の長文と格闘していない大学受験生というのは、ほとんどいないはずです。
英語以外でも、現代文も長文になることが多いですね。
こういった長文を早く読む方法として、世の中には速読術なるものもたくさんありますが、
受験で使えるものと、使えないものもあり、またマスターするのに半年、1年とかかるものもあり、
実際問題として受験生が使える「速読術」を見つけるのはなかなか難しいわけであります。
※ただ当会で販売しているこの英語長文対策の音声教材 は、目から鱗が落ちる方法をお伝えしています。
私はこれで間違いなく人生が変わりました。英語の長文を早く読みたい人は、この方法 は誰にでもできるので必見。CMでした(*_*)
今回お伝えしたいのは、「速読術」というと明らかに大げさになるんですが、
でも、この方法を使えば、ほとんどの人は数割は読むスピードがアップし、うまく行けば、人によっては2倍以上のスピードアップもありえます。
「方法」といいましたが、そんなテクニカルなものでもなく、言ってしまえば、「たった一つの心がけ」であります。
信じられないかもしれませんが、「たった1つの心がけ」のみで、読むスピードというのは非常に速くなるのです。
少なくとも、あなたが今までこの心がけを持って長文を読んでいなかったのなら、
これからは相当なスピードアップをして読めるようになります。英語でも、現代文でも、読書でも同じです。
その「たった一つの心がけ」とは何か?
ちょっと長くなりそうなので、続きは次回。バイバイヾ(=^▽^=)ノ
・・・・などと言ってみたいところですが、今回は一気に解説(-_-)
その心がけというのは、
「絶対に戻って読み返さない」と誓うこと
です。意味わかりますでしょうか?
実は、あなた自身がお気づきかどうかわかりませんが、ほとんどの人は文章を読むとき、しょっちゅう後ろに戻って読み返しているんですね。
それは、一瞬文章の意味がわからなかったり、漢字の読み方を確認したり、「へぇ」と感心した瞬間に、その感覚を二度味わおうとしたり
・・・などなどの理由で、いつのまにか、ちょっと前の文章に戻って読み返していることが、実は相当あるわけです。
とくに英語などの外国語の場合、意味が一瞬わからないことも多いですから、「え?今のどういう意味だ?」と思って読み返すこともたびたびでしょう。
ともかく人は、(自分で自覚していない場合も多いですが)文章を読むときに、しょっちゅう前に戻って読み返しているのです。
もうお気づきでしょうが、その「しょっちゅう前に戻って読み返す」という行為が、読むスピードを著しく落としているわけですね。
これが一切戻ることなく読めるようになるだけで、長文を読むスピードは、劇的に早くなります。
そして、それは心がけ次第で誰にも簡単にできるということです。その心がけというのが、
「絶対に戻って読み返さない」と誓うこと
なのです。
本当にたったこれだけのことで、長文を読むのに無駄がなくなり、読む時間が一気に短縮できます。
慣れてない人は、「そんなこと可能か?」と思うかもしれませんが、余裕で誰にでも可能であります。
コツを一つ言うなら、ちょっと意味不明な単語があったくらいでは、もういちいち読み返さない。
「え?この意味なんだっけ?」とちょっと思っても、無視して前へ前へ読み進めていく。
車に乗っているときに、歩道に綾瀬はるかみたいな美人なお姉さんがミニスカで歩いていても、車をバックさせてまで戻って再確認しませんね?
「うーん、今のあの子、綾瀬はるかそっくりだったぞー」
とか一瞬思って、未練を断ち切って(?)車を前に前に進めていくわけです。はい、それとまったく同じであります(*_*)ワカリニクイ
ここまでの話を聞いても、いまいち意味がわからない人は、逆に「自分が戻って読んでいるか」を意識しながら、いつもどおり長文を読んでみてください。
けっこうな頻度で、ちょこちょこと前に戻って読んでいることに気づくはずです。
だからこそ、「絶対に戻って読み返さない」と誓った上で読むことが重要であり、
たったそれだけのことで読むスピードが数割アップすることが可能になるのです。
「それで文章の意味が把握できるのか?」と思う人もいるかもしれませんが、
多少よくわからない部分があっても、一切止まらないで前に前に読み進めて行けば
全体として、その長文が何を言っているのかを把握することは可能です。
もちろんあまりにもわかりにく文章ばかりが連続していたら、たまに戻って読むこともあるでしょうが、
基本的な心がけとしては、「絶対に戻って読み返さないぞ!」と誓っているのがベスト。
受験の長文で大事なのは、単語や細部の意味をすべて把握することではなく、
まずは全体としてその文章がどのようなことを言っているのかを、把握することなのですから。
その上で、問題を解くときに、必要であれば該当箇所を何度も読み返せばいいのです。
長文を読むときに何度も前に戻って読むのは、ほとんどの場合、ただの時間ロスで終わる可能性が高いです。
時間勝負の受験において、これは致命傷にもなりかねません。
というわけで、長文を読むときは「絶対に戻って読み返さない」と誓ってから読むことをおススメします。
もちろん、日頃の読書などでもこれは有効で、その誓いを持って読むだけで、本を読むスピードが飛躍的にアップしますから。
速読のような方法論ではなく、「たった一つの心がけ」の話でしたが、これはかなり有効なマインドセットなので、
ぜひこれから長文を読むときには、試してみてほしいと思いますね。