- 2023-2-20
- ChatGPT
こんにちは、中西です。
3ヶ月で利用者が1億人を突破したChatGPTですが、早くも日本の学校で、ChatGPTを活用する動きが出てきました。
一昨日(土曜)のプチメルマガで、
「ChatGPTはこれまでの自分や組織の本質を浮き彫りにする」
と言う話をしました。
学校でも、日ごろから思考停止してなんでもかんでも禁止する体質の学校は、ChatGPTも深く考えず禁止するでしょうし、逆に、日ごろから社会の変化に対応しようとしている学校は、
「ChatGPTを教育にどう活用できるか」
を今頃必死で考えているでしょう、と。
実際、すでに世界中で多くの学校が「ChatGPTの禁止令」を出していますが、私の予想通り、日ごろから「自分で考える」ことの重要性を理解している学校は、さっそくこれを教育現場で取り入れています。
▼対話型AI「チャットGPT」が世界を変える?手紙作成・夕食メニュー提案・教育現場にも【news23】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/333547?display=1
ChatGPTを現場で活用し始めたのは津田学園中学・高校で、英語の授業でChatGPTを試験的に導入したようです。
同学園の鈴木太郎教諭によると、
「(チャットGPTを)こうやって使っていった方がいいんじゃないかと考えさせる。関わり方を考えさせることが今、重要なんじゃないかな」
「本質的なところを子どもたちに説いていく、導いてあげるっていうのが学校、教師の役割なんじゃないか」
…とのこと。いやー素晴らしいと思います!!
私も全く同意見で、はっきり言って
「ChatGPTを具体的にどう活用していったらいいのか」
というのは、世界中でまだ正確に見通せている人はほとんどいないはずです。
(日曜のプチメルマガでも書きましたが、日本の経営者のChatGPTの認知率はまだ50%程度、実際に使った人は1割程度ですから)
鈴木教諭は
「考えさせることが重要」
とおっしゃっていますが、本当に、まさにこれこそがスーパー超絶・鬼重要で、「答え」なんて出なくてもいいんですよ。どうせ現時点では誰も正解なんてわからないのですから。そうではなくて、
【 「考え続ける」というモードを、脳のOSに組み込む 】
のが何よりも大事だと言うことです。
脳に「考え続ける」と言うモードがしっかりと出来上がれば、後は自分で人生を切り開いて行けます。
日本の教育の最大の欠点は、この「考え続ける」と言う資本主義社会で生きていくために、最も重要な脳のモードを養う機会がほとんどないことだと、個人的には思っています。
ChatGPTという突如として現れた革命的なツールで、誰もまだ正解がわからず、みんなが使い方を模索しているこの段階で、
安易にこれを禁止するのではなく、「考え続ける」ための訓練に利用するというのは、最高レベルで秀逸な教育ではないかと私は思います。
偉そうに言っておりますが、私自身もまだChatGPTをどう利用すればいいのか模索中です。
現時点では、まだChatGPTから得られる機会は誰もが平等と言えますね。
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それではまた。