- 2021-12-27
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こんにちは、中西です。
ここ最近は「幸せ」と「集中力」の関連性について考察しています。
ここまでの各回の話を、ポイントだけ箇条書きでまとめると以下の通り。
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「幸せな状態だと生産性が3割アップする」
「幸せな状態だと創造性が3倍アップする」
「75年に及ぶハーバード大学の研究で、トップ10%の最も幸せな人生を歩んだ人たちは、『温かな人間関係』を築いていた」
「結婚では『性格の不一致』は問題ではなく、『価値観の一致』が幸せな関係を決定づける」
「異性のパートナーとの関係で『収入格差』『社会的格差』は問題ではなく、『2人のパワーバランス(発言権・意思決定権)』の均衡が取れている方が重要」
「日中に『日光を浴びる時間』が長いほど『幸福感・睡眠の質』は高まる」
「『4種類の幸せホルモン』ごとの『幸せ感の違い』を理解することが重要」
「内閣府までも『主観的幸福感』をベースにした幸福度の分析結果を公開し、幸福度を政策に活用しようとしている」
「感謝すると幸せホルモンのオキシトシンとセロトニンが分泌され、その結果ストレスが減り、孤独感が抑制され、物欲も減少する」
「感謝するとミトコンドリアが活性化するため、健康と寿命にプラスの影響与える。」
「遊び心のある人ほど、年齢に関係なく人生の幸福感が高まる」
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…こんな感じでした。
上記はあくまでポイントのみなので、詳細は各回のメルマガをご覧ください。
今回もこのテーマの話で。
ただ今回はどこまで参考になるか分かりませんが、私の個人的な体験談の話です。なので参考程度に聞いていただければと。
メルマガでも書いたのですが、11月の終わりぐらいに
「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」
という病気になりました。
有名な病気なのでご存知の方も多いと思いますが、私自身は恥ずかしながら知りませんでした。
ただ誰もがなりうるので知っておいた方が良いため、簡単に説明すると、
子供の頃にかかった水疱瘡のウイルスが、水疱瘡が治った後も体から完全に消滅したわけではなく、誰でも体の神経内にそのウィルスが眠っているのです。
それが大人になってからストレスなどの要因で免疫力が低下したときに、
数十年の時を経て、突然発症してしまうのが帯状疱疹です。
(私も発症した直前まで、免疫力低下で思い当たることが複数ありました(-_-;))
なんと生涯に3人の1人がなるのでかなりメジャーな病気で、病気になった後で周りに聞いてみたところ、
同じ病気になったことがある人が結構いました。子供の頃に私の祖母もなっていたようです。母によると泣きながら苦しんでいたとか。。
有名人でもなってる人が多く、千原ジュニアさんも若い頃にごっつのスペシャル番組で大すべりして、号泣した直後に帯状疱疹になったそうな。
症状としては、その名の通り体の帯状に発疹ができます。
突然発症するので最初はびっくりします笑
特徴的なのは体の右か左かどちらにしか出ないということ。神経からくる痛みなので、非常に強い痛みが襲ってくることが多いこと。
大体2週間から3週間ぐらいで治る人が多いようなのですが、私は痛みがなく日常生活が送れるまで1ヵ月ほどかかりました。
痛みに関して言うと、最初は軽い腰痛かと思っていたら、数日後に激痛に変わり、一晩一睡もできませんでした。
痛みで一睡もできなかったのは人生で初めてです。
20秒ごとに腰にぎっくり腰の時のような激痛が襲ってくるので、何かの拷問を受けているようでした(。´Д⊂)
私の祖母は「火で焼かれるように痛い」と言っていたようなのですが、 まさにそんな感じで、神経そのものに痛みが来るため、頭がおかしくなりそうなほど痛いのです。
私は昔ぎっくり腰にもなったことがあるのですが、ぎっくり腰はまだ姿勢によっては痛みが消えたりするので、痛くならない姿勢になる逃げ道もあったのですが、
帯状疱疹の痛みは神経をやられるので、どのような姿勢になっても常に痛く、夜中も関係なくずっと痛いのです。
ピークの時はまったく仕事はできず、最低限の仕事だけやって乗り越えました。
ちなみに発疹が出ている部分は皮膚もおかしくなり、かゆみと超ヒリヒリした状態がずっとありました。
とにかく頭が変になりそうなほど長期間ずっと痛くてかゆかったのですが(ノ_-。)、そういう状態になって気づいたことが2つあります。
一つは、体のどこかに痛みがあると「幸福レベルが劇的に下がる」ということです。
特に帯状疱疹は痛みが強いので、日中の意識やエネルギーの大半が
「その痛みに耐えること」
だけに使われてしまうので、他のことが何もできなくなりました。
まだ数週間で治ることが分かっていたからよかったですが、もしこういった痛みがずっと続く場合、生きている意味を感じられなくなる気がします。
以前ある有名な女性アナウンサーが、 出産後に全身に激しい痛みが襲ってくる病気にかかり、自ら命を絶った悲しい出来事がありました。
本来出産後であれば一番幸せな時期のはずですが(産後うつもありますが)、 全身に激痛があるような状況ですと、
「幸福レベルが下がる」どころか、人生の全てに絶望をしてしまうこともあるということです。
逆に言うと、普段生きていて「体に何の痛みもない状態」というのが、いかにありがたい状況かという話で、
私も帯状疱疹になってそれをしみじみと感じました。
1日か2日で痛みが治まっていたらそこまで考えなかったかもしれませんが、数週間続いたので、とにかく永久に続くような気がするほど長く感じられ、
「体に何の痛みもない健康な状態」
がいかにすごいことで、いかにありがたい状態かと思わずにはいられませんでした。
もし資産100億円くらいあったとしても、健康に問題を抱えていて、体のどこかが常に痛い状態だったら、
幸福レベルは一気に下がるので、資産100億とかまるで意味がなくなるなと(-_-;)
健康めっっっちゃ大事やんと。
もう1つは、このメルマガの読者さんからお見舞いのような励ましメールを沢山頂いたことです。
この皆さんからのメールに、自分でも驚くほど本当に癒されました<(_ _)>
頂いたメールには「私も前に帯状疱疹になりました」という話や、ご家族や友人知人が帯状疱疹になったという話をしてくださる方などもいて、
それがどれほど辛いかという共感までしてくださり、メンタルも若干弱っていたので泣きそうになりました。・゚・(ノД`)・゚・。
周囲の人や仕事関係者にも伝えたところ、同じような心配してくださる言葉を頂きました。
その時思ったのが、自分でも不思議だったのですが、
「自分のことを気にかけてくれる人がいる」
というだけで、肉体の痛みが乗り越えられる気がしたことです。ちなみに人数の問題ではないと思います。
肉体の激痛は全く変わらないのですが、自分を気にかけてくれる言葉をいただくことで、
「『心の幸福感』で『肉体の痛み』が実質的に無きものになる」
という感覚をはっきりと実感したのです。
この感覚を正確に言語化するのは難しいのですが、肉体の痛みは当然消えないのですけれど、
人に気にかけていただくということは、先日お話ししたハーバード大学の研究結果にもあったように、
「温かい人間関係」
を築いているのと同じことなので、
人間関係から分泌される幸せホルモンのオキシトシンが、私の脳内で分泌されていた可能性が高いです。
オキシトシンは「感謝」をした時にも分泌されますが、その時はさすがの私も皆さんに心の中で感謝したので、 オキシトシンがかなり分泌されてたでしょう。
そのオキシトシンによる「心の幸福感」が、「肉体の痛み」を凌駕したということだと思われます。少なくとも私にはその実感がありました。
結局のところ、「心の幸福感」がないと人間は辛くなり、
その幸福感があると、例え肉体に痛みがあっても、幸福感を感じて乗り越えることもできる‥‥ということではないかと思います。
私は肉体の痛みがピークの時に、そういう不思議な幸福感を感じることができ、ピークの痛みを(メンタル的に)乗り越えることができました。
「体の健康」が大事なのは言うまでもないのですが、
やはり最近のシリーズでもお話ししてきた通り、「人間関係」というものも非常に大事だと改めて思った次第です。
私の1ヶ月に及ぶ帯状疱疹で気づいたことは、そんな感じです。
トータルでは気づきと学びの方が多かった気がするので、痛みが消えた今となってはなって良かったような気がします(*´-`)
この話がどこまで参考になるか分かりませんが、良かったら参考にしてみてください。
それではまた。