こんにちは、中西です。
2週間ほど前にChatGPTがGPT-4にバージョンアップしてから、回答の精度がとんでもないことになっています。
もう確実にいくつかのメジャーな仕事が無くなる(良くても今のあり方が完全に変わる)可能性が非常に高いです。
それで、久しぶりにChatGPTの認知度を確認してみたのですが、驚いたのは認知度はまだ全体で3割のようです。利用経験者ではなく「認知度」ですからね。
2月の末に国内での比較的大きめの調査があり、その時点で認知度は3割でした。これでも低い気がします。
そこから2週間ほど経過した3月7日の調査が最も規模が大きく最新で、LINEが行った調査なのですが、15歳から69歳の男女を対象に1056人から有効回答を得たものです。
おそらく、現時点でこの調査結果が最も正確に近い、最新の認知度だと思います。
で、結果はどうだったかと言うと、3月7日の時点でもまだ認知度は約3割でした。「知らない」と言う人が7割もいます。
「知っているし、使ったことがある」という回答はわずか4.8%。
この認知度の普及ペースですと、おそらく現在もそんなに変わっていないはずなので、ChatGPTを「使ったことがある」という人は、20人に1人ほどしかいないことになります。
認知度の3割も驚くのですが、利用者がまだ全体の20人に1人という状況も、個人的にはかなり驚きです。つまり知っていても、実際に使う人は「6人に1人」しかいない、と言うことに。
有料のサービスではなく、誰でも簡単にアカウントが作れて、無料で使えるサービスなのに、実際に使っている人は、たったの5%。95%がまだ使ってもいないと。
以前からお話ししていますが、ChatGPTは「使ってみないとその凄さは理解できない」ものです。
95%がまだ使っていないということは、今後の「ChatGPTが生み出す見えない格差」は、既に使っている5%の人たちが生み出すことになります。
まぁネットが登場した時も、ブログが登場した時も、SNSが登場した時も、YouTubeが登場した時も、割合的には常にこんな感じでした。
ほぼ全ての人にチャンスが目の前に訪れているのに、それをキャッチできる人とできない人、可能性に気づける人と気づけない人がいるわけです。
ChatGPTはいろんな意味で考えさせられます。