- 2012-2-22
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
作家の東野圭吾さんの作品が、
アメリカのミステリー作家協会が選ぶ
「エドガー賞」
の最優秀小説の候補にあがってるようですね。
ちなみにうちの母も東野圭吾さんの小説にどっぷりはまってて、
彼の本は全部読んでるみたいです。
▼今日のピックアップ
東野圭吾さん「容疑者Xの献身」エドガー賞候補に(スポーツ報知)
作品は、映画化もされた「容疑者Xの献身」ですね。
たしか福山雅治と柴崎コウ(だったかな?)が出てた映画だったと思います。
2年くらい前だったと思うのですが、私もこれ、見ましたよ。
めっちゃいい映画だったんですが、なんとこの映画について、私は・・・
内容をまったく覚えてません!!(;`O´)
いや~自分でもビックリするんですが、
見て「めっちゃ面白かった!」という記憶だけは
しっかり残ってるんですけど、
内容がまったく思い出せないです。。(ファンの方すいません)
実は、私の場合、この手の
「めっちゃ面白かった」「めっちゃ感動した」
といった記憶までがしっかり残っているのに、
内容がまったく思い出せない、
ということがよくあります。
そういう映画だけでも100本くらいはある気が・・。
200時間の記憶喪失(ノд-。)なぜこうなっちゃうんでしょうかねぇ。
人間の脳って本当に不思議ですね!(←脳に責任転嫁)
では、本題へ。
国公立大学志望の受験生にとって、人生のまさに正念場に突入しています。
当然、人生がかかっているわけですから、
鬼気迫る勢いで本気モードで勉強することになりますし、
また、もうここで本気モードで、
真剣に勉強に取り組んでおかないと、
単に合否に影響を与えるだけでなく、
「もっと深刻なダメージ」
を自分自身に与えることになりかねません。
その「重大な事実」に気づいている受験生が、
果たしてどれくらいいるでしょうか。
よく若干オジサン世代?の方々の間で、
「今この瞬間は、残りの人生で一番若い!」
といった表現が使われることがあります(笑)
全くその通りで、
私もどちらかというと好きな言葉なんですが、
ただこの言葉は、半分は事実ですが、
もう半分はレトリックといいますか、
人生を半分くらい過ぎた方が、
前向きに生きて行くために
作られた言葉のように思われます(いい意味で)。
ただ人生には、その年代その年代でしか得られないこと、
やることができないこと、感じ得ないこと、
といったある種のタイミングのようなものがあるのも事実ですから、
それを逸してしまっては
大いにもったいないことが結構あります
(私も大いにいろいろ逸して
後悔してる故によくわかるんですが(笑))
たとえば、先ほどの言葉は極端な話、
95歳のおじいちゃんであっても
「わしゃ、今この瞬間は、残りの人生で一番若い!」
と言えるわけですからね(-_-;)
また、10代の方なら、そんな回りくどい言い方しなくても、
今が一番若い年代だということくらい、
十分わかってるわけですから。。
話を戻しますと、いま受験生の方で、
ラストスパート状態にいる方は、
本当に真剣になって、
ここで勉強に本気で取り組んでおかないと、
合否の結果とはまた別に、
とてつもなく大きな損失をしてしまうのです。
その「とてつもなく大きな損失」とは
【 自分自身を信じられなくなる 】
ということです。
この意味、わかりますか?
今現在の合格可能性や、合否の結果の話は
とりあえずここでは置いておくとして、
これほどまでに自分の人生にとって
大きな影響を与える期間は、
長い人生でも滅多にないことくらい、
もうみなさん十分頭では理解できているはずです。
にもかかわらず、ここでどうしても頑張れない自分、
納得できない生活を送ってしまう自分がいた場合、
受験生活が終わった後も、
「自分自身を信じられなくなる」のです。
最近よく言われる言葉でいえば、「セルフイメージが下がる」ということ。
それも、普段とちがい、
この場合はとても重要な時期における失態なので、
ガッツリとイメージが下がってしまい、
それが潜在意識の奥深くまで入り込みます。結果、
「俺(私)は、やるべきときに、しっかりやれない人間なんだ(;д;) 」
というイメージが払拭できなくなります。
これがつまり、「自分を信じられなくなる」ということです。
さらに、そのイメージは今後の大学生活や社会人になってからも、
引きずる可能性が高いです
(別に怖がらせるつもりはないのですが、事実なので伝えています)。
もちろん、受験で失った「自分自身への信頼」を、
大学に入ってからや社会に出てからの体験等で
修復することも可能ですが、
その修復作業には、とてつもなく大きなエネルギーが
必要になる可能性が高いです。
なぜなら、「自分自身を信じられない」という心理が、
潜在意識の奥深くに突き刺さってしまっているため、
その深い部分まで手が届くほどの、
大きな変貌やすごい体験などをクリアしないことには、
簡単には自分のイメージを変えられないからです。
何か新しい体験や挑戦をしようとしたときに、
「いや、そうはいっても、俺(私)は受験の直前期に
しっかりやれなかった人間だから、果たしてやれるだろうか?」
みたいに、一度下がってしまった自己像が、
ことあるごとに、あなたの挑戦にブレーキをかけてくるのです。
このブレーキを完全に取り除くというのが、
それほど簡単ではないということは、
少し想像していただければ分かるかと思います。
よって、受験生のあなたに今しっかりと
理解してほしいことは、あなたは今、
【 「自分自身を信じられる人間」になれるかどうかの、瀬戸際にいる 】
という、もう一つの裏の事実があるということ。
「受験の合否」が極めて大きな問題であることは
言うまでもありませんが、
それとはまた別に、あなたは今
【「自分自身を信じられる人間」になれるかどうかの岐路に立たされている 】
という極めて重大な事実を、頭の片隅に入れた上で、
最後のラストスパートに
真剣に取り組んで行ってほしいと思います。
中西