- 2011-3-16
- その他・雑談
早稲田集中力研究会の中西です。
現在も被災地では大変な状況が続いており、命がけの救出・支援作業が進められておりますが、
一人でも多くの方が無事救われること、また一日も早い被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。
また複数の東北の読者の方からも、無事だったご連絡をいただき、胸を撫で下ろしております。本当に大変だと思いますが、どうか負けずに頑張ってください!
さて、私はふだんは新聞・テレビのマスコミ情報には一切触れない主義なのですが、
さすがに今回の地震については、地震・原発の状況をリアルタイムで把握する意味でテレビからの情報は注視しておりました(実際の視聴はUstreamというネットサイトですが)。
で、久々にテレビの報道に触れて思ったのは、こういう時にはテレビの情報というのは速報性の意味においてはある程度以上役に立ちますが、
それでもテレビや新聞「だけ」で情報を入手して物事を判断するという選択肢は、やはり(私としては)ありえないなというメディアリテラシーの問題でした。
まあ私のそんな主義はどうでもいいんですが、今回の地震の報道で、とくに情報が錯綜していたと思われるのが、原発関連の情報です。
そんな中、比較的信用度の高いと思われる動画がありましたので、ご紹介します。
大前研一さんの解説動画です。
このブログには、中高生の読者の方も多いので一応大前さんについて説明しておきますと、一言で説明するのはとてつもなく難しいですが、
現代日本の最重要人物の1人
とでもいえば、だいたいのイメージつきますでしょうか(詳しく知りたい方は、wikipedia等でお調べください)。
もしかすると一般的にはあまり知られていない方なのかもしれませんが、ともかく今の日本のリーダーと言っても過言ではないと思います(中高生の方は名前だけでも必ず覚えておきましょう)。
で、その大前さんは、もともとはビジネスの世界に入る前は、アメリカの大学で原子力工学の博士号を取得されてるんですね。
その後も、日立製作所で高速増殖炉の設計に携わるなどのキャリアをお持ちで、原発についても相当お詳しいのですが、
その大前さんが今回の原発・地震の問題について解説されているのが、以下の動画。
▼大前さん動画:東日本巨大地震 福島原発半径20km以内の住民に避難指示
ここで動画の解説するのも難しいので、興味のある方は一度視聴してみてください。
個人的に大変いいアイデアだと思ったのは、動画のちょうど1時間たったところから解説されている
被災地のために、「来年1年だけ」消費税を1%上げる
というアイデアです。
過去にオーストラリアでこれに近いアイデアで成功した事例があるとか。すでに民主党にはこのアイデアを伝えたそうですが、
臨時予算で復興に2000億を出そうとすると、赤字国債をさらに発行することになるので、国債の暴落の可能性が高まります。
消費税を1%上げることで、2兆円が捻出されますので、
復興も今後同じレベルの津波にも耐えられるだけの十分な予算が捻出されるだけでなく、
これにより日本人の結束も高まるだろう、という話でした。
「1年間だけ」という限定があれば、被災地の方のために1%を出すなら耐えられる気がします。
何より、それで日本人の結束が高まるだろうという部分に、個人的にはシビれました。
来年?と思われるかもしれませんが、それは消費税1%アップを前提に国債で前借りすれば、日本国債の相場も下がらないそうです。
というわけで、原発の話をはじめ、あまりマスコミに出ない話がいろいろ出てますので興味のある方はご覧ください。
▼大前さん動画:東日本巨大地震 福島原発半径20km以内の住民に避難指示