- 2021-12-16
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こんにちは、中西です。
最近は「幸せ論」 の観点から集中力について考察しています。
ここまでの話をポイントだけ復習しますと、
「幸せな状態だと生産性が3割アップする」
「幸せな状態だと創造性が3倍アップする」
「75年に及ぶハーバード大学の研究で、トップ10%の最も幸せな人生を歩んだ人たちは、『温かな人間関係』を築いていた」
「結婚では『性格の不一致』は問題ではなく、『価値観の一致』が重要」
「異性のパートナーとの関係で『収入格差』『社会的格差』は問題ではなく、『2人のパワーバランス(発言権・意思決定権)』の均衡が取れている方が重要」
・・・という話でした。
今回も同じく「幸せ論」ですが、これまでの話は「人間関係の構築」など、比較的時間がかかるものが少なくありませんでした。
そこで今回は、「手っ取り早く幸福感を高める方法」について考察してみます。
結論から言いますと
「日光を日中に浴びること」
で、人間の幸福感というのは簡単に跳ね上がることがわかりました。
しかも日光を浴びる時間が長いほど、幸福感が高まることも判明したのです。
そもそも日中に太陽の光をしっかり浴びていない人ほど、不眠症やうつ病になりやすい傾向は分かっていました。
そこで「日中に日光を浴びる量を増やしたらどうなるか」について、イギリスのバイオバンクプログラムに参加した40万人以上の人を調べる観察研究が行われました。
結果、次のことが分かったのです。
1、毎日追加で1時間ほど外出する人は、そうでない人より幸福感を感じる確率が約50%高くなる(外出時間の平均は日中の2.5時間)
2、日中に外に出ている時間が長い人ほど、朝起きるのが楽になり、不眠症の症状も少ない。
3、1日に約3.5時間くらい外で日光を浴びている人は、幸福度が高く、その日の夜の睡眠にも問題が起きないケースが多い
要するに、日中に屋外で太陽の光を浴びる時間が長くなるほど、抑うつ症状の軽減や睡眠の質の改善につながったということです。
もともと朝に日光を浴びておくことで、そこから15時間前後で睡眠ホルモンのメラトニンが分泌される話はしていましたが、今回の研究では
「日中に『日光を浴びる時間の長さ』と『幸福感・睡眠の質』の関係」
が相関関係にあることが分かったということです。
この研究結果からシンプルなテクニックを見つけ出すなら、
「日中はできるだけ太陽の光を浴びた方が幸せになれるヽ(´∀`*)ノ」
ということになりそうです。(紫外線の浴びすぎの弊害などは考慮してません)
ちなみに日光を浴びると言っても、直接的に日光を浴びなくても曇りの状態でも太陽の光はかなり明るいので(曇りの照度は1万ルクス、メラトニン分泌に必要な照度は2500ルクス)、
がっつり皮膚に直接太陽の光を浴びる日光浴をしなくても、今回の効果は得られるかと思います。
個人的な経験でも、朝の外散歩だけで終わらせた日よりも、
朝の散歩に加えて、日中に光療法ライトで数時間光を浴びた時の方が、夜の眠気が強い実感がありましたので、
この研究結果には体感レベルで納得がいきますね。
ちなみに光療法ライトというのはこちら。
上記は私が持っているタイプの光療法ライトで、このメルマガでも過去に何度か紹介していますが、日々大活躍しています。
安ければ2000円台とか3000円台でもあるので、 これで睡眠の質が改善するためコスパはかなり良く、個人的には一家に一台必須なんじゃないかと思うくらいです。
というわけで、手っ取り早く幸福感を手に入れたいなら、
できるだけ日中に外に出て日光に当たる時間を増やしてみてください。
会社や学校で過ごす人も、昼休みなどの長時間の休憩にはなるべく外に出たほうが良さそうですね。
家で勉強している人や在宅ワーク系の人なら、自分の判断で簡単に外に出られると思いますが、
光療法ライトと合わせて日中になるべく長く光を浴びておくと、睡眠の質も改善して、幸福感も高まるはずです。
当然その状態は、集中力アップにもつながるわけでございます。
それではまた。
※出典
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0165032721008612?via%3Dihub
※参考「幸福感を高め、不眠を改善するならやっぱ日光が手軽」パレオな男