- 2013-6-20
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験勉強をしていると、いろいろと「心が折れそうになる瞬間」が、多かれ少なかれ誰にでも襲ってきます。
勉強計画が予定より全然進んでいない
模試の判定がE判定だった
過去問をやったら全く解けなかった
周りに「合格なんて絶対無理」と言われた
・・・などなど。こういう壁が必ず何度か訪れます。最初から最後までずーっと順調な人なんていないわけですね。
上に書いたほどの出来事でなかったとしても、「いつまでこんなことが続くんだ」などとテンションが下がる程度のことは、多少の個人差はあるにしろ、誰にでも必ず訪れるもの。
こういう何らかの壁が目の前に立ちはだかったときには、「もうこれをやるしかない」という「やるべき作業」があるのです。何だかわかりますか?それは、
【 自分は何のために今勉強をしているのかを確認する 】
という作業です。
実に当たり前の作業にも思えますが、実際のところ、毎日毎日朝から晩まで勉強して、実力向上のことばかり考えていると、
「もともと何のためにこんなに頑張っているのか」を忘れてしまうことがあるのです。
もちろん、厳密な意味で完全忘却してしまうわけではありませんが、目の前のことに没頭しすぎるあまり、そもそもの目的を一時的に忘れてしまうことが少なくないのです。
これは社会人の仕事でも全く同じなのですが、この手のことはよくあります。没頭しすぎて本来の目的を見失ってしまうのです。
受験生がこういう状態に陥ったときには、上に書いたように「自分が何のために勉強しているのか」を一度頭の中で思い出して、しっかり確認するのがベスト。
ただし、そういう状況に陥ってから、「えーっと、そもそも僕が今こんなに頑張って勉強している理由は~」などと考え出していたら遅いです。
遅いというか、厳密にはそんなテンションが低いときにいちいち考えるのは疲れるわけです。
よって、そういう状況はいずれ必ず訪れることを前提に、元気なうちに(!)簡単に確認できる仕組みを作っておくのがいいです。
具体的には、携帯や手帳などに、「合格したらこんな楽しいことが待っている」と一目でわかる「合格後の楽しみリスト」を箇条書きで書いておくのです。
15~20分もあれば作れるはずです。リストの数は多いほうがいいので、一度時間をとって、頭を振り絞って想像力を働かし、
自分にとって本音ベースで楽しいと思える「合格後の楽しみリスト」をたくさん書き出して作っておいてください。単語カードに書くだけでもいいです。
これをですね、テンションが低いときに書き出すのはしんどいわけです。元気なうちにいっぱい書き出しておく。
(くれぐれも書いた紙を図書館などで落とさないようにご注意を。館員さんが発見しても、恥ずかしくて取りに行けなくなります。もしくは「あ、それ友達のやつです。ありがとうございます。本人に渡しておきます」などの嘘くさい言い訳をすることになりますから)
そして、苦しいときにそれを見てエネルギーをチャージする。人間はいついかなるときも、希望が大事です。希望が無くなったら人間終わりですからね。
心底のぞむ希望さえあれば、人はかなりのところまで耐えられます。
戦後の焼け野原から日本が一気に這い上がれたのは、国民全員で「経済成長をして豊かになる」という希望を見たからです。希望ほど、人間をやる気にさせるものはありません。
あなたも「合格後の楽しみリスト」を作成して、受験勉強のカンフル剤として、
テンションが下がったときに「希望」を確認するようにしてみてください。