こんにちは、中西です。
3月8日の岐阜県議会で、ChatGPTの教育への影響が議論されたようです。
▼ChatGPTで「さらば宿題」? 岐阜県議会で教育への影響議論
https://www.asahi.com/articles/ASR385FQ6R38OHGB009.html?ref=smartnews
伊藤英生県議がChatGPTの教育現場に与える影響について、教育委員会に見解を訪ねたとのこと。
ChatGPTは早くも日本の教育現場で無視できない存在になってきていますからね。
教育の現場で、特定のツールが、これほどのスピード(公開から3ヶ月程度)で議論されるのは非常に珍しいと思います。それだけあらゆる分野に影響を与える革新的な技術だと言うことでしょう。
伊藤県議は「こうした流れは止められない。AIを使用禁止にすることは意味がない」と主張されていて、私も禁止はあまり意味がないと前からお伝えしてきたので同感ですね。
この伊藤県議の意見に対し、堀貴雄教育長は
「情報技術の進展は生活を豊かにするが、宿題や課題をAI任せにすることの懸念が指摘されている」
「新しい情報技術と向き合う方法を学ぶことは、情報活用能力の育成に資すると考えている」
との回答でした。
大筋でおかしな回答ではないと思いますが、個人的に気になるのは、もっと根本的な話として、ChatGPTの出現は、これまで出してきたその
「宿題」「課題」の存在意義
自体が根本から問われる事態ではないかという気がしています。
読書感想文なんかも、ChatGPTで高いクオリティーのものを作れてしまいますからね。しかも30秒ほどで。
そう考えると、学校の生徒に要求するあらゆる課題について
「なぜこの課題をやらなければならないのか」
と言う根本的な理由を問われている状況だと思われますね。