- 2026-7-12
- ChatGPT
こんにちは、中西です。
ChatGPTが7月8日に新しくリリースした音声機能のGPT-Liveが、世界中に衝撃を与えています。
最大のポイントは、会話が人間と区別がつかないレベルまで性能がバージョンアップしたことです。
前回、私とGPT-Liveのやり取りをご紹介しましたが、GPT-Live側が話している最中にこちらが話を被せても、
その内容をしっかり理解し、それを踏まえた返事に修正してくれます。
レスポンスも人間レベルですし、話している内容や文脈を踏まえて声のトーンを変えたり、少し笑ったりするなど、
人間とほぼ区別がつかないレベルにまでなりました。
これまでのAIの音声会話も相当すごいところまで来ていましたが、
7月8日のGPT-Liveからは人間の会話と同レベルに到達し、次の次元へフェーズが移ったと考えていいと思います。
ここまで会話が人間と変わらないレベルになってくると、これまでとは一気に話が変わってくることが多数あります。
1つは、人間とAIのコラボによる配信が増えるのではないかということです。
これまでのAIは限りなく人間に近い話し方をしていましたが、それでもまだAIっぽさがどうしても残っていましたし、レスポンスの問題もありました。
ところがGPT-Liveからは完全に人間と変わらないレベルに到達しましたので、
人間とAIのコラボによる配信が増えても全くおかしくありません。
特に人間側がインフルエンサーや著名人、話がうまい人であれば、
GPT-Liveとうまく掛け合いをしながら、音声や動画などのコンテンツを配信することも可能になります。
配信者が1人で一方的に話すよりも、人間と変わらないAIと一緒に話すことで、
より面白くなったり聞き取りやすくなったり、理解力が増すのであれば、それを選ぶ人は増えていくはずです。
例えば、先生的な立場の人がスタッフや助手に質問をさせて、それに答えるという動画はここ数年流行っていましたが、これまではその質問をする相手は人間でないといけませんでした。
ところがGPT-Liveは人間と変わりませんので、質問者をGPT-Liveにすることは容易に可能です。
基本は配信者が話して、それに対する相づちや質問をするだけなら簡単にできるでしょう。
単に聞き手というだけでなく、前回の私との会話もそうでしたが、対談相手のような感じで一緒に1つのテーマを深掘りしていくことも可能です。
しかもGPTの方は人間よりもはるかに知識も豊富ですので、それをうまく利用すれば相当面白い配信コンテンツを作れる可能性があります。
現在は9種類の性格のGPT-Liveから選択が可能ですが、今後はもっと増えていくでしょう。
また、配信系だけでなく、ほかの分野においてもGPT-Liveが大活躍する可能性があります。
私がすぐ思ったのは、テレアポをするテレホンアポインターを全てAIに代替するということです。
これはすでにやっている企業もあるようですが、GPT-Liveほど人間と変わらない技術が出てきたことで、ますます導入率が上がると思います。
特に普段AIを使っていない高齢者の方たちは、最初から最後まで人間と思って会話し続け、契約に至る可能性もありそうです。
私もテレアポをいくつかの企業でやったことがありますが、オフィスワークでは最もきつい仕事の1つだと思います。
アルバイトも続けられない人は多いですし、続けている人もストレスは相当かかりやすいです。
当然、企業側はテレホンアポインターを雇うための求人広告を出したり、面接をしたり、研修をしたりする必要がありますし、人によっては問題を起こす場合もあります。
人間をテレホンアポインターとして雇うと、お金も時間も労力も企業側の負荷も大きくかかるわけです。
これを全てAIにしてしまえば、まず求人広告費がゼロになります。
これだけでも、とんでもない費用が浮くわけです。
面接も不要ですし、研修もAIに最初にパターンを教えればいいだけで、人間のように採用するたびに何度も同じ研修をする必要もありません。
急に仕事を辞めるリスクもありませんし、最大のコストとなる人件費もかからないわけです。
しかもAIの場合は毎回同じパターンで話せますので、1度うまくいった成功パターンがあれば、それを何度も繰り返すことが可能です。
人間だとそれが難しかったり、優秀なテレホンアポインターがいたとしても、その人に売上が依存するということもありますので、その場合はその人が辞めることがリスクになります。
そういったさまざまな非効率性がAIによって全て解決するので、どう考えてもテレホンアポインターはAIに取って代わられます。
以前のタイピストのように消滅する可能性が非常に高いです。
しかも、「何件電話をかけたら何件成約できる」という統計がある程度データとしてはっきりすれば、
企業としてはどんどん電話をかければいいので、AIを使って大量に電話をかける会社も続出するはずです。
そうするとどうなるかというと、固定電話を持っている家庭や事業者のところに頻繁にテレアポの営業電話がかかってくることになります。
今までもそれなりにかかってきていましたが、あらゆる企業が電話をかける量を何倍にも増やすわけですから、
電話がかかってくる量が凄まじいことになり、社会問題になる可能性を秘めていると思います。
つまり、迷惑メールが大量に届いて大問題になったのと同じことが、テレアポで起こるということです。
迷惑メールがなぜ大量に発生したかというと、費用をかけずに大量に発信することができたからです。
今後は電話でも同じように費用をかけずに大量に発信できるようになるので、迷惑メールと同じように迷惑電話や営業電話が大量にかかってくるようになるはずです。
迷惑メールであれば、メール事業者側は、例えばGmailであればGoogleがそれに対する対策を講じましたが、
AIによる大量のテレアポに対しては誰が対策を講じるのか、私にはよく分かりません。
NTTなどの電話回線を貸している事業者が規制をかけるか政府ぐらいしか思いつかないので、おそらく電話回線の事業者や政府がAIによるテレアポの規制をかける流れになるのではないでしょうか。
また、電話の発信ではなく、電話の受信も同じです。
電話の顧客対応に関しては、基本的に全てGPT-Liveのような人間と変わらないAIに置き換わるはずです。
それをしない理由がどこにもありません。
ということで、電話受信業務も間もなくタイピストや以前の電話交換手と同じように消えることになると思います。
私も派遣社員時代に電話受信の仕事をしておりましたので、その仕事が消えるのはいい気がしませんが、技術による職業の消滅は避けることができません。
特に私がやっていた故障受付というのは、電話オペレーターのストレスも相当大きいので、企業からすれば人間よりAIにした方が圧倒的に楽になります。どう考えてもまもなく消える未来しか見えません…
あと、少し変わり種かもしれませんが、GPT -Liveがあそこまで人間と変わらないということは、AIと漫才をする人も出てくると思います笑
AI側をツッコミにするのか、ボケにするのかは人間側の希望次第かもしれませんが、
いずれにしても普通に漫才ができるはずですので、GPT-Liveと人間による漫才コンテンツも今後は出てくるでしょう。
また、人間と喋っている時と同じ感覚になりますので、高齢者の方などの認知症対策やメンタルケアにもなると思います。
ということで、ChatGPTがGPT-Liveという新次元の音声機能をリリースしたことで、
音声分野でのAI革命が今後急激に進んでいく可能性が高いです。
プラスの面もマイナスの面もあると思いますが、うまく利用しながら受け入れていくしかないと思います。


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