こんにちは、中西です。
前回は「勉強計画を作るコツ」という
テーマをお話しましたが、
※関連記事:勉強計画を作るコツ
今回は
「勉強計画を実行するコツ」
について。
まず短期の「1日単位」の計画について
考えてみます。
1日の予定を立てる際、そのやることリス
トの中には、必ず「重要なタスク」がある
と思います。
「どのタスク(勉強)も同じレベルでみな
重要」ということはほとんどなくて、分類
していくと、必ずその中でも「1番重要な
タスク」があるわけです。
そういう「1番重要なタスク」は、あまり
1日の後半まで大事そうにとっておかない
ほうが、処理できる確率は高まります。
「1番重要なタスク」を後回しにする
メリットなんて、ほとんど無い場合が
大半です。
たとえば1日中朝から晩まで自由に使える
日なら、「1番重要なタスク」は朝~午前
中には終わらせてしまう(つまり重要なこ
とはさっさと終わらせる)と、
エネルギー効率の観点から考えても、
1日をうまくすごせる確率が高くなります。
実はこの原則は「1日単位」の予定に限らず、
中長期的な予定でも同じだと私は考えています。
受験勉強でいうと、もっとも典型的な例は
「過去問」の勉強です。
受験の中長期的な勉強計画においては、ほ
とんどの受験生にとって「過去問」の勉強
が“最重要タスク”になるはずです。
「過去問」をやること以上に重要なタスク
がある受験生って、あまりいないかと。
ところが、この最重要タスクである「過去
問」の勉強を、「直前期にとっておこう」
「実力が付いた頃に後でまとめてやろう」
と考えてしまう人が少なからずいるのです。
つまり過去問にいっこうに手をつけずに、
後回しにしてしまうパターン。
しかし受験勉強法のセオリーでいうと、過
去問をもったいぶって後回しにしていたら、
たいがいロクなことにはならないです。
さっさと過去問をやることで試験のレベル
が肌感覚でわかりますし、自分になにがど
れくらい足りないのかもわかりますし、
それによってリアルな危機感を得られてモ
チベーション(やる気)が高まりますし、
出題傾向や問題のクセもわかり、
問題に慣れていくこともできます。
「1日の最重要タスク」は、その日の終盤
にやるよりさっさと早めに終わらせたほう
がいいように、
「受験の最重要タスク」である過去問も、
さっさと早めに取り組んでおいた方が
圧倒的に効率がいいです。
とくにセンター試験まで残り100日を切り
ましたが、センター試験は「問題にどれだ
け慣れるか」が勝負の部分が大きいですからね。
「過去問は後でまとめてやる」という認識
を持っていた人は、「過去問はどれだけ早
く取り組めるかが勝負の鍵」という認識に
切り替えておきましょう。
それではまた。