- 2026-2-18
- ChatGPT
こんにちは、中西です。
先日、ある短い動画がバズっていました。
内容は運転席のドライブレコーダーからの映像だったのですが、
夜の田んぼ道で車のすぐ前を、自転車に乗ったおじさんが、運転手の方を向いて中指を立てながら煽り運転をしている動画でした。
おっさん自転車で煽り運転をするのもかなりダサいわけですが笑、その中指を立てて後ろを向きながら自転車をこいで、
結果的に途中でバランスを崩して道路の脇の田んぼに落ちてしまい、泥だらけになるという動画でした。
誰が見ても分かりやすい動画ですし、非常にスカッとする内容なのでバズったのだと思います。
ただこの動画を見て、私が真っ先に思ったのは「AIの可能性はないか?」ということです。
どう見てもリアル映像の動画ですが、最近のAIはもう見分けがつかないクオリティになっています。このバズ動画もAIの可能性は0とは言えないだろうなと。
その動画についているコメントを見る限り、ほとんどの人がこの動画を本物だと信じて色々とコメントしているのですが、
AIの可能性を疑っているようなコメントはほとんどありませんでした。あるにはあったのですが、全体の2%ぐらいだったと思います。
つまり大半の人が、このスカッとする動画を本物の動画だと思っているわけですが、私は違和感があったんですよね。
なぜかと言うと、こんな都合のいい状況が本当に起こるのか?と思ったからです。
まず、おっさんが自転車に乗って中指を立てて自動車の方を煽ってくること自体が、超レアケースだと思います。
しかも、そのおっさんが見事に途中でバランスを崩して田んぼに落ちてしまうということが、あまりにも都合が良すぎる気がしたのです。
それでAIを疑っているごくわずかな人の内容を見てみると、動画の中のほんのちょっとした一瞬の、ある部分が突然消えていて、現実ではありえないとのことでした。
改めてその部分を見てみると、確かに現実の映像としては不自然なのです。
しかしそれは一瞬の話ですし、映像の中の非常に小さな部分の話なので、普通は1回見ただけではまず気づかないです。
ただ改めて見ると、確かに現実ではありえない現象が起こっているので、私はほぼ間違いなくAIだろうと判断しました。
この件で改めて思ったのは、もはやAIによって作られたフェイク動画が現実の動画と全く変わらない領域に達してきたということです。
去年の前半くらいまでなら、まだ映像にAIぽさがあることが大半でしたが、もう全く分からなくなってきてます。
すでに現時点でも、AIによって作られたフェイク動画と現実の動画を区別するのはほぼ不可能なレベルにまでなってきました。
あと1年もすれば、もう全く見分けがつかなくなると思います。
そうすると今後、我々が動画を見る時に常に前提として「これはAIではないか」と疑う習慣が必須になるだろうということです。
もちろん、あらかじめAIによって作られた動画だと断り書きがあればいいのですが、大半の動画投稿者はそんなことをしませんので、自分でAI動画かどうかを見極めていく必要があります。
それが今後のAI時代の必須スキルのようなものになるはずです。
何ともめんどくさい時代になってきたような気もします。
ただ、そもそもAI以前の時代でも、動画を見る時に「これは本当に正しいのか」「真実なのか」といったことを考えながら見ることが、
メディアリテラシー
としては正しいあり方だったわけですから、そこに「AIなのかどうか」と疑う姿勢も追加される形になります。
ただそれが、新たな時代のAIメディアリテラシーとして世間に共通認識としてしっかり普及するまでの間は、AIフェイク動画に騙されまくる人が激増すると思います。
そしてそれがある程度共通認識になったとしても、メディアに騙される人が未だに莫大な数いるように、
AIフェイク動画に騙される人も、おそらく永久になくならないだろうと思います。
よって、そういうAIフェイク動画に騙される側にならないためにも、
もう今の時点から動画を見る際は「AIによって作られた動画の可能性」を常に疑う習慣を持ち続ける必要があります。
それを怠ると騙される時代になったと言えそうです。
余談ですが、いま世界的に大問題になっているエプスタイン文書に関係する証拠写真の中にも、AIで作られた写真であったことが判明したものもありました。
ですので、事件・事故・裁判などの証拠写真や証拠動画とされるものが上がってきたとしても、
それがどれだけ本物に見えても「AIの可能性を常に念頭に入れておく」必要があると思います。


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