- 2024-12-25
- ChatGPT
こんにちは、中西です。
最近ようやくChatGPTの有料版に加入しました。
ChatGPTは無料版だと上位のタイプは5時間で10回しか利用できませんが、有料版だと3時間で80回までプロンプトを投げかけることができます。
5時間で10回が多いか少ないかは、その人の利用頻度によると思いますが、
私のこれまでの使い方だと、毎日使うとしても5時間で10回あれば十分だったので無料版を利用していました。
GoogleのAIのGeminiにも興味があって、どちらに加入するか迷っていましたが、料金はどちらも20ドルで、総合的に考えてChatGPTを選びました。
これまでは5時間10回の制限があったので、ちょっとしたことでいちいちChatGPTを使っていなかったのですが、3時間で80回となれば実質、ほぼ制限なしと言ってもいいと思います。
そのおかげで、最近はちょっとした疑問でも気軽にChatGPTに聞くようになりました。
私の運営するプログラムのメンバーさんを見ていても、最近はChatGPTをうまく使う人がどんどん増えています。
当たり前といえば当たり前かもしれませんが、使いこなしのレベルは人によってだいぶ違うように思います。
先日も、あるメンバーさんが所属する組織でプレゼンの準備に時間を取られ、英語の勉強ができないと悩んでいました。
プレゼン資料の内容を聞いたところ、ChatGPTを使えば簡単に作れそうだったので、私がプロンプトの作り方を教えたところ、
想定していたよりずっと短い時間で資料を完成させられ、英語の勉強時間を確保できたそうです。
私からすると、それほど大したプロンプトでもなかったのですが、知らない人から見れば驚きが大きいのかもしれません。
実際、私は独自の変わったプロンプトをいくつも思いついているので、1人で特殊な使い方をしていますし、日々試行錯誤もしています。
ChatGPT有料版で個人的に一番良かったのは、回数制限が実質的に気にならなくなる点もありますが、さらに
「プロジェクト」
を作れる機能です。
プロジェクトとは、ChatGPTの中でテーマごとにフォルダを作るようなイメージの仕組みです。
仕事、プライベート、勉強、調べ物など、テーマごとにプロジェクトを立ち上げることで、その中に小さなトピックを複数まとめられます。
本に例えるなら、プロジェクトが「章」で、その中の小さなプロジェクトが「小見出し」のようなものです。
プロジェクトごとにChatGPTが会話の履歴を記憶しているので、使えば使うほど便利になっていく感覚があります。
あと、なぜGoogle検索よりChatGPTのほうが使いやすいのか考えてみたのですが、大きな理由に気づきました。
Google検索は、自分で検索結果から特定のサイトを選んだうえで、
そのサイトの運営者のプロフィール欄や会社概要、人気のページ、関連リンクや広告など、
「ほしい情報以外の情報」
がもう山のようにたくさん表示され、目に入ってきます。
しかしChatGPTでは、こちらが投げかけた問い以外の広告や関連記事が一切出てきません。
それが快適さの理由だと思います。
これは、前に私がよく愛用していた「ポメラ」という文章執筆に特化したミニPCのような機器の感覚に似ている気がします。
ポメラはネットにつながらないので、文章を執筆するときに非常に集中できるため、文章作成をする人たちの間で人気を集めたガジェットです。
ChatGPTも同様に、余計な情報を表示しないので脱線しにくく、Googleの検索結果を見るよりも時間的にも心理的にもメリットが大きいと感じています。
ネットに全くつながらないという点で時代に逆行しているポメラと、時代の最先端を行くChatGPTが、
【 余計な情報を排除する 】
という点で共通しているのは面白いですね。
いずれにしても、今後はさらにちょっとした調べ物や問題解決をChatGPTに任せる人が激増していくでしょう。
ソースの怪しさや情報の正確性の問題はありますが、一般的な質問であれば、
わざわざ関連記事や広告や動画のリンクなど、余計な情報がいっぱい盛り込まれているせいで脱線しやすく、集中できない普通のサイトより、
自分の課題に没頭をしやすいChatGPT
に聞く機会が激増しそうです。
同時にGoogle検索を利用する人の割合はどんどん減るはず。
実は今日も、コーチングで比較的重い課題を抱えていたあるメンバーさんが、
「ChatGPTに相談することで問題が解決し、メンタル面も回復しました」
とおっしゃっていました。
ChatGPTの回答が、気持ちを癒すような内容だったそうです。
優しい音声で回答してくれるAI「コトモ」を以前ご紹介しましたが、活字でも十分に心が癒されると感じたそうです。
つまり、ChatGPTとのキャッチボールは、Google検索のように余計な他の記事や広告などのリンクがあれこれ提示されず、
【 今やるべきテーマだけに没頭しやすい 】
ので、メンタル面でも一定以上の健康効果がある可能性があります。 (そのうち研究で実証されそうな気が)
ポメラと同様、余計な情報がない環境での没頭はマインドフルネス的な状態を生み出しやすく、楽しさや集中を高める側面もあるのだと思います。
先日も、拘置所にいた方が毎日2冊本を読んでいたら「意外と楽しかった」とおっしゃっていました。
やることが他にない分、一つのことに没頭できるのは、人間の心に喜びをもたらすものなのかもしれません。
現代はあまりにも意識が分散しやすい時代ですからね。
そう考えると、広告やリンクがないChatGPTは、メンタルの安定にも意外と貢献するのではないかと思います。