- 2023-12-27
- 受験を突破する生活習慣術, 未分類
こんにちは、中西です。
今回は、お笑いのもたらす効果について、今年新たに発表された研究をご紹介します。
健康効果に加えて、もう1つ新たな効果が発見されました。
では、本編をどーぞ!
——————————————-
【今日のFocus】
「お笑い動画を観ると、生活の質が向上する」
【解説】
近畿大学が行った研究によると、がん経験のある人が「お笑い」を鑑賞すると、健康状態に加え、
生活の質(QOL)
まで改善することが分かりました。(論文は国際医学誌にも掲載)
研究チームは、乳がんや大腸がんなどを経験した40~80歳代の男女43人に、お笑いの動画を毎日15分以上、4週間鑑賞してもらいました。
動画の内容は、吉本興業が提供した昭和を代表する漫才や落語のトップクラスの芸人のDVDです。
研究では参加者にアンケートを行い、健康状態を示す国際的な指標(100点満点)の平均点が1週間目は72点だったのが、4週間目には81.2まで上昇しました。
メンタルに関する点数が改善しただけでなく、「生活の質」も改善していました。
さらに血液検査でもストレス耐性が向上していました。
——————————————-
<編集後記(雑談)>
「お笑いを観ると免疫力がアップする」
という話は以前からありましたし、実際に複数の研究で認められていました。
今回紹介した研究は2023年8月に発表されたのですが、ここに来て健康状態が良くなるだけでなく、新たに「生活の質」も改善することが分かった点は興味深いです。
血液検査でストレスへの耐性もアップしていますので、健康状態が良くなった結果、「生活の質」の改善にもつながったと考えられるのではないかと思います。
余談ですが、先日のM-1グランプリは当日見られなかったので後日Tverで見たのですが、令和ロマンが優勝したのは納得でした。
決勝戦の3組の中でも、明らかに彼らが一番受けていたように思います。
しかもM1では「トップバッターは優勝できない」という20年近く続いたジンクスを破ったということで、その意味でも快挙だったようです。
2人とも慶応大出身ということですが、なんとなくコンビとしての華もあるので(メガネの人がみんなに可愛がられるために、自分と対照的な太っている先輩を誘ってコンビになったとか)、なんとなく売れそうな気がします。
余談の余談ですが、M1の決勝に出られるのは敗者復活戦の1組を含めて10組ですが、審査員の松本人志さんは以前から「1組も点数を同じにしない」という独自の採点をしています。
この採点方法は「明確に順列をつける」という意味では(審査員の姿勢として)素晴らしいと思うのですが、
それができるのは「一通り全ての組の漫才を観た後」でしかほぼ不可能なような気が個人的にはします。
一通り全ての組の漫才を観た後なら、明確に順列をつけて「一組も同じ点数にしない」という採点方法も可能ですが、
M1はご存知の通り、1組ずつ漫才を見てその都度点数をつけていきますので、これだと後で辻褄が合わなくなるリスクがかなりあると思うんですよね。
例えば、何組目かの時点で88点、89点、90点、91点、92点が埋まってしまった場合、次以降の組がこの5点の範囲内のどこかのレベルだったとしても、
すでに埋まっているので「87点以下か93点以上」のいずれかしか点数をつけられなくなります。その点数が妥当な点数とは全然限らないわけです。
その採点方法が妥当になるのは、一通り全部見終わった後でしかないと思います。
「10組すべてに明確な順列をつける」ということにそこまでこだわる必要がない気がしますけどね。同じ点数の組があっても全然いいと思うのですが、まあ彼なりのこだわりなのでしょう。
余談の余談の余談ですが、昨日彼に特大の文春砲が炸裂して、Yahooニューストップの忖度も含めて、吉本の大株主である全テレビ局がジャニーズ性犯罪問題の隠蔽事件を1ミリも反省せず、相変わらず完全スルーする可能性が高いですが、
これは別件なのと、次週以降に文春が第2弾を炸裂させるはずなので、後日改めて「マスコミ問題」として取り上げたいと思います。
【参照】
Efficacy of Comedy on Health-Related Quality of Life and Oxidative Stress in Cancer Survivors
近畿大学HP:近畿大学×吉本興業株式会社「笑い」の効果を医学的に検証 がん経験者の生活の質向上等に「笑い」が効果的である可能性
がん経験者が「お笑い」をみると生活の質が向上…近大チームが研究「笑うことはタダ」:地域ニュース : 読売新聞