- 2021-12-10
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こんにちは、中西です。
少し前に帯状疱疹(たいじょうほうしん)と言う病気になり、それが長引いて仕事や私生活で色々と支障をきたしました(つД`)
帯状疱疹は生涯で3人に1人がなるので誰でもなり得る病気です。
著名人でなっている人も多く、芸人の千原ジュニアさんも以前なったことがあるそうです。
そのなった経緯が興味深く、昔ダウンタウンの「ごっつええ感じ」と言う人気番組があり、そのスペシャルの特番で千原ジュニアさんが出演した際、ガチの大スベリをしてしまったそうです。
収録のあと松本人志さんと2人で車に乗って帰っていた時に、滑ったことが辛くて車内で号泣したそうな。
松本さんがそれをスタッフに伝えたからか、千原さんが出演していたシーンはカットされたそうです。
この辛い経験の直後に、体中に発疹が出てきて、帯状疱疹と診断されたということでした。
要するに号泣するほどの精神的ストレスで免疫力が低下し、それが原因で病気を発症したわけです。
帯状疱疹は体外からのウィルスに感染してなるものではなく、子供の頃に患った水疱瘡(みずぼうそう)のウィルスが、水疱瘡が治まった後も体内の神経の中で何十年も眠っていて、
その眠っていたウィルスが、免疫力の低下をきっかけに復活する病気です。
私自身がこの病気になったきっかけも、病気になった後で思い返してみると、
確かに身体と精神に普段にないレベルの強いストレス・負荷がかかっていた時期の直後に発症していました。
これを教訓にするなら、「やっぱり免疫力は大事だよね!」と言う話なのですが、
それと同時に改めて思ったのが、
「幸せな状態を維持する重要性」
です。これも改めて痛感せずにはいられませんでした。
どういうことかと言うと、「幸せ」な状態でないと、人間というのは生産性を大きく下げてしまうことがわかっているのです。
ここで言う「幸せ」と言うのは、いわゆる「ウェルビーイング」と呼ばれる状態のこと。
ウェルビーイングと言うのは、
「身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること」
を意味する概念で、一般的には「幸福」と訳されることも多いです。
ちなみにこのウェルビーイングと言う概念は、世界保健機構(WHO)の憲章でも取り上げられているほどの重要な概念になっています。
WHOの憲章から引用しますと、
「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます」
▼世界保健機関(WHO)憲章とは | 公益社団法人 日本WHO協会
このウェルビーイング(≒幸せ)の状態にある人ほど、勉強や仕事に取り組むときのパフォーマンス(生産性)が高くなることが研究で判明しています。
幸せな人とそうでない人を比較調査した研究では、幸せな人の方が
▼生産性が平均で31%高い
▼売上が31%大きい
▼創造性が3倍高い
と言うことがわかりました。生きて行く上で重要な要素が、3割~3倍も上回ると言うことです。
別のギャラップ ・ヘルスウェイズの調査では、生活の満足度が低い従業員は、幸せな従業員よりも
1ヶ月あたり平均1.25日多く仕事を休んでいる
ことも分かっています。
1年で換算すると、会社にとっては半月分もの損失を出していることになります。
幸せな状態でないと、会社への貢献度も下がると言う事です。
これは学生さんや受験生でも同じで、幸せな状態が維持できていないと、(幸せな状態の人と比べて)学校や勉強を休みがちであり、生産性も低下してしまうと言うことです。
私も今回の病気で全く幸せではありませんでしたが笑、
そのおかげで仕事の生産性が激下がりした(うち数日は横になって動けなかった)ので、当然ながらその分だけ損失は出ています。
まぁ病気は極端な例といえますが、つまるところ、自分自身が幸せな状態を維持できていないと、
自分の生産性が下がるだけでなく、他者への貢献もできなくなってしまうと言うことです。
するとその状態がまた幸せレベルを低下させ、悪循環にもはまりかねません。
「幸せ」と「生産性」と言うのは一見無関係なように思えますが、実は密接に連動していると言うことですね。
長期的に生産性を高めたい人は、ぜひ自分自身のトータルの幸せ感(ウェルビーイング)も低下しないように注意しておくことが重要です。
なお幸せ感(ウェルビーイング)を維持する・高めるコツ等もありますので、それらについては改めて解説したいと思います。
生産性が高くて他者に貢献するから「幸せ」になるのではなく(そういう要素もありますが)、
【 自分が「幸せ」だから、生産性が高く、他者にも貢献できる 】
と言う側面があることを、頭の片隅に入れておいてほしいと思いますね。
個人的には早く帯状疱疹が治って、幸せな状態で生産性が高い日々ヽ(´▽`)/ を取り戻したいです笑
それではまた。
参考『シリコンバレー式超ライフハック』デイヴ・アスプリー著