こんにちは、中西です。
いよいよ今年も残り1日ほどとなりました。
私が運営するコーチングプログラムでは、1年の振り返りや半年間の振り返りを行う方が多いです。
振り返りをしたメンバーの報告を見ていると、例外なく皆さん何らかの大きな気づきや発見をしています。
1年の振り返りをしたほうが良い理由は、1年間の感慨に浸るのも良いのですが、
それ以上に、その振り返りによって得た気づきを「次の1年の目標づくり」に活かせるからです。
振り返りをせずに新たな目標を作ると、中身の薄い表面的なものになりがちです。
あるいは現実的ではない、壮大すぎる妄想のような目標になってしまうことも少なくありません。
特に1年という期間は長いようでいて、実際にはあっという間に過ぎます。
高い目標を設定するのは悪くありませんが、あまりにも非現実的な目標だと意味がありません。
そうした空回りを防ぐためにも、まずは1年間を振り返り、現実をしっかりと直視することが大切です。
とはいえ、いざ1年の振り返りをしようと思っても、気分が乗らなかったり、
しっかり振り返るとなると時間がかかりそうで、結局手をつけずに終わってしまうという人もいると思います。
そんなときにおすすめなのが、
【 まずは1年間にあった出来事を思いつくまま書き出してみる 】
という方法です。
仕事でも勉強でもプライベートでも構いません。
とにかく自分の中で印象に残っている出来事や達成できた目標などを、感想や考えを書かずに“事実だけ”を書き出してみてください。
一切の感想や反省を記さずに済むので、心理的な負担がずっと軽くなります。
月ごとにまとめたり時系列に並べたりする必要もありません。
今年あったことや達成したことで覚えていることを、ただひたすら挙げていくだけ。
それだけならかなり気軽に取り組めます。
事実を書いているうちに自然と感想や振り返りが頭の中に浮かんでくるかもしれませんが、
もしそれを「書く」ことで重荷になるようなら、頭の中で思い描くだけでもOKです。
大切なのは、少なくとも
「今年はどんな出来事や達成したことがあったか」
という事実を思い出しておくことです。
実際に書き出してみると、「意外とできたことが少ないな」と感じたり、逆に「思ったよりいろいろやれていたんだな」と驚いたりするかもしれません。
そこから何を感じるかは自由ですが、必ず何かしらの気づきがあるはずです。
その気づきをベースに、次の1年の目標を立てると、より現実的で中身のある目標になるでしょう。
というわけで、今年もあと1日ほどとなりました。
このタイミングで、ぜひ1年の振り返りをしてみてください。
「面倒だな」と思う方は、シンプルに印象に残った出来事や達成したことだけでも、書き出してみるといいと思います。
それだけでも来年への意欲がわいてきて、次の1年の目標を作るときの大きなヒントになるはずです。